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地域の課題を知る

自分で運転できなくても、
病院や買い物に行くことができる

伊賀市では、移動手段がなく病院や買い物に行くことが困難になっている人がいます。
高齢者世帯の増加、公共交通の縮小、高齢による体力低下等により、
通院や買い物に行くための移動手段に困っている人が増えています。
高齢ドライバーによる、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が起きています。
そこで、私たちは「自分で運転できなくても、病院や買い物に行くことができる社会の実現」を目指して、活動をはじめています。

どんな課題がある?

食料品アクセス困難人口
※カッコは65歳以上人口割合
食料品アクセス困難人口のグラフ

65歳以上の24.6%、825万人が
買い物難民(平成30年6月8日、農林水産省)

農林水産省が食料品アクセス困難人口(店舗まで直線距離で500m以上、かつ、65歳以上で自動車を利用できない人)の推計結果を取りまとめました。2015年における食料品アクセス困難人口は、全国で825万人と推計され、全65歳以上人口の24.6%でした。
このうち75歳以上の食料品アクセス困難人口は全国で536万人と推計され、全75歳以上人口のおよそ3分の1(33.2%)。2005年との比較では全国で42.1%増加、このうち三大都市圏では68.9%、地方圏は28.1%それぞれ増加しており、特に東京圏は89.2%と大幅に増加しています。(平成30年6月8日、農林水産省)

どんなことで困っている?

買い物

買い物

現在または将来、買い物について困りごとや不安がある人は55.8%でした。高齢者世帯に限ると65.8%と3人に2人が不安を感じています。
(平成29年、伊賀市神戸地区で安心して暮らすためのお買い物に関するアンケート結果報告書)

公共交通

公共交通

最寄りの駅またはバス停までの距離が、300m以内の人は40.2%でした。1km以上の人は27.8%でした。
(市民アンケート 伊賀市 2019年度)

「車がないと移動できない」暮らしだと、高齢者の事故にもつながる

75歳以上の死亡事故の割合は、
75歳未満の倍以上

警察庁のまとめでは、75歳以上が2019年に起こした死亡事故は401件でした。免許を持つ人10万人あたりの件数でみると、75歳未満の2倍以上の割合で死亡事故を起こしていました。車の事故の要因としては、75歳未満では0.6%にとどまる「ブレーキとアクセルの踏み間違い」が7.8%を占めました。

「車がないと生活が不便」で免許証返納を
ためらう人が7割

自主返納をしようと思ったことがある運転継続者の約7割は、返納をためらう理由として「車がないと生活が不便なこと」と答えました。自主返納する人は、家族等に勧められて返納しようと思った人が3割以上を占めましたが、運転する必要がなくなった、運転に自信がなくなった等と感じて自ら返納しようと思った人も多くいました。

(平成27年度警察庁委託事業「刻々と変化する交通情勢に即応するための交通安全対策 (高齢者講習に係る新たな制度及びその運用の在り方について)に関する調査研究」報告書)

高齢者へのアンケート結果から

どんなことが不安ですか?どんな支援が欲しいですか?

  • 今は主人も私も車に乗れるので買い物も病院にも行くことができますが、いずれ二人とも運転ができなくなって、出かけられなくなったときのことを思うと大変不安です。(70代 女性)

  • 今は歩けるし電車にも乗れるので、さほど困っているとは思わないが、将来動けなくなるのではという不安は大きい。(70代 男性)

  • 色んな人と出会っておしゃべりできることで自分の喜びと意欲を感じさせていただける機会を与えてもらえることを望みます。(70代 女性)

  • 今は何とか車で買い物に出かけています。87歳になり免許の返納を考えていますが、週2回買い物に出かけられなくなるので困ります。お買い物支援バスができてほしいです。(80代 女性)

なぜ起こる?

移動が困難になっている原因としては、さまざまな要因が考えられます。
  • 個人的な要因

    • 高齢化のため自分で車を運転できない

    • 核家族化や人口減少、近隣との付き合いの減少により、送迎を頼む人がいない

    • 高齢化等のためバスや電車を利用できない

  • 公共交通の要因

    • 乗客の減少のため、バスの運行本数が減少して使いづらい

    • バスや鉄道では、目的地まで時間がかかるため不便

    • 通院や買い物は日常的なものため、毎回タクシーを利用できない(経済面)

  • 病院や商店の要因

    • 経営が厳しい

    • 個人商店が減少している

    • 後継者が不足している

    • 高齢化が進んでいる

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「運転できなくなって、
健康や生活の楽しみを失いたくない。」

通院や買い物に行くことができない事例が増えています。

そこで私たちは、健康や生活の楽しみを失わないため、
「自分で運転できなくても、病院や買い物に行くことができる社会の実現」を目指して、活動を始めています。

たとえば、このような取り組みを
行っています

  • 安全運転教室

    運転技術や身体機能、安全運転装置等を学び、いつまでも安全に運転できるようにします。理学療法士や自動車会社、警察等と協力して行います。安全運転を学ぶきっかけを作り、高齢になっても安全に運転できるようにします。

  • 介護予防教室

    身体や頭の体操をして、介護予防に取り組みます。閉じこもりにならず、高齢になっても身体機能を保って、歩行やバスの乗り降りができ、外出できるようにします。

  • お互いさま講座(市民ふくし大学基礎講座)

    地域のなかで通院や買い物の助け合いができるように、地域でお互いさま講座を開催します。福祉の制度を学び、地域のなかで知り合いが増え、困りごとを共有することで、地域内で乗り合いや買い物代行等の助け合いができるようにします。

  • 買い物・通院バスの運行支援

    通院や買い物バスの運行ができるように支援します。先進事例の紹介や補助制度等の情報提供や、社会福祉法人や企業への協力を支援します。住民同士の助け合い活動として、バスの運行ができるように支援します。

  • 福祉有償運送の推進

    福祉有償運送を推進します。運転手の確保の講習会や連絡会の開催等、いが移動送迎連絡会の活動を支援します。
    ※福祉有償運送:NPO法人や社会福祉法人等が、高齢や障がい等の理由から、公共交通機関(タクシーを含む)を利用して単独で移動することが困難な方(移動制約者)を対象に、通院、通所、レジャー等を目的に有償で行う車両による輸送サービス


これから、このような取り組みを
行う予定です

  • 乗り合いの仲間づくり

    地域のなかで自家用車やタクシーの乗り合いができるように、同乗の仲間づくりを支援します。地区や社協が地域の人や病院に呼びかけて、希望される人同士が知り合う機会を作ります。移動手段に困っている人同士が乗り合いをすることで、外出を便利にします。

  • 訪問サービスの情報発信

    車がないと生活に困るため、高齢になっても自動車免許の返納をためらう人が少なくありません。買い物や受診、福祉、理美容の訪問サービスの紹介や、バス運賃等の割引の情報等をとりまとめてわかりやすく提供します。

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伊賀市社会福祉協議会は、地域の課題を解決するために様々な取り組みを行っています。
ぜひ、ご寄付という形で私たちの活動を支えてください。

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    地域交流支援

    健康や趣味活動、人との交流などを目的として、地域では様々な活動が行われています。ふれあい・いきいきサロンやラジオ体操などでの活動があります。

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    地域食堂支援

    孤立や孤食に向けた取り組みである地域食堂(子ども食堂)や高齢者への配食サービスの活動では、調理、配達、準備などの活動があります。

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    高齢者支援

    少子高齢化が進む中、一人暮らし高齢者も多くなってきています。電球交換や草刈り、清掃、話し相手など、助け合いの活動があります。

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    外国人支援

    日本語での会話が困難であることや情報が届きにくい外国人住民を支える、やさしい日本語や通訳、翻訳などの活動があります。

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