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地域の課題を知る

孤立・孤独のない社会の実現

伊賀市でも近年、少子高齢化、人口減少の影響もあり、孤立・孤独問題が深刻になっています。
またコロナウイルスの感染拡大も今までの近隣関係、地域のつながりにも大きな影響を与え、
孤立・孤独問題をより深刻にさせている状況にあります。
孤立・孤独状態になるきっかけは独居世帯の増加、近隣や家族関係、ひきこもり、病気など様々です。
今後もますます増えると予想される孤立・孤独問題の解決に向け、伊賀市でも早急に支援策を検討する必要があります。
そこで、私たちは「孤立・孤独のない社会の実現」を目指して、活動をはじめています。

どんな課題がある?

  • 社会的孤立の原因 01

    日本は諸外国に比べても家族以外と交流のない人が多いと言われています。

    日本では、「友人、同僚、その他の人」との交流が「全くない」あるいは「ほとんどない」と回答した人の割合が15.3%おり、OECDの加盟国20か国中もっとも高い割合となっています。

    日本では社会的孤立状態の人が1900万人いると言われており、人口比で計算すると伊賀市内にも1万3800人の「社会的孤立」状態の人がいることになります。

    社会的孤立の原因 01の画像

    (注)友人、職場の同僚、その他社会団体の人々(協会、スポーツクラブ、カルチャークラブなど)との交流が、「全くない」あるいは「ほとんどない」との交流が、「全くない」あるいは「ほとんどない」と回答した人の割合(合計)
    (出典)OECO,Seciety at Glance:2005 education,2005

  • 社会的孤立の原因 02

    高齢者の独居世帯も
    増え続けています。

    内閣府「平成29年版高齢社会白書」では高齢者がいる世帯の4世帯に1世帯が「高齢者の独居世帯」となり、今後も増え続けていく予想です。
    日本では社会的孤立、独居世帯の増加など、一人で悩み、一人で社会生活をしていかなければいけない状況があると言えます。

    社会的孤立の原因 02の画像

    資料;平成27年までは総務省「国勢調査」、平成32年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来設計(2013(平成25)年1月統計)」、「日本の将来統計人口(平成24(2012)年1月統計)」
    (注1)「一人暮らし」とは、上記の調査・統計における「単独世帯」又は「一般世帯(1人)」のことを指す。
    (注2)棒グラフ上の( )内は65歳以上の一人暮らし高齢者の男女計
    (注3)四捨五入のため合計は必ずしも一致しない。

当事者エピソード

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わかっているけど
片付けられないんです…

Aさんは高校時代からの夢であった教員を志し、大阪の国公立大学で教員免許を取得しました。その後、市内小学校教員になりました。30歳で結婚し、子どもには恵まれなかったものの、仕事と家庭を両立する愛妻家で妻との時間も大切に仲睦まじい夫婦生活を送っていました。
退職してからは、民生委員やふれあいいきいきサロンなどの地域活動にも積極的に参加し、近隣の住民からも頼りにされる存在でした。しかしAさんが78歳の時に妻が他界しました。その頃から精神的なショックで鬱症状を発症、また高齢による体力的な衰えもあり地域活動への参加、外出機会も減り、近隣との付き合いもなくなって地域から「孤立」した状態が始まりました。さらにその後、認知症も発症しています。 元々片付けるのが苦手であったため、Aさん宅はゴミがベランダや敷地に溢れるようになり、近隣住民から悪臭や害虫などの被害を訴える声も出るようになりました。地域の民生委員よりAさんの支援について社協へ相談があり関わっていくことになりました。

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息子が引きこもりを脱するには
どうすればいいでしょうか?

Bさんは、ごく一般的な家庭に生まれ、小学生の時には学級委員をするなど活発な生徒でした。中学・高校では部活動に励み、明るくクラスでも人気者でした。その後、県外の大学に進学し一人暮らしを始めました。就職活動時は平成不況による就職氷河期の真っ只中であったため、希望の会社ではありませんでしたが、何とか就職することができました。しかし職場では過酷な労働を強いられ、上司からの不条理なパワハラも受けました。しばらくして、鬱症状を伴う精神障がいを発症し、会社を退職。実家に帰ってきて生活することになりました。しばらく休養してからの再就職を考えていましたが、過去の職場での強いストレスが原因となり、対人恐怖症(社交不安)を発症してしました。そのため、再就職活動もままならず、実家にひきこもるようになりました。家からほとんど出ない生活が続き、気づけば15年が過ぎました。両親も70代後半に差し掛かり、本人や家族のみの努力では困難なこともあり、最近、母親から社協に相談が寄せられました。

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新型コロナウイルス感染症の拡大も、今までの近隣関係や地域のつながりに大きな影響を与え、
孤立・孤独問題をより深刻にさせている状況にあります。

孤立・孤独状態になるきっかけは、心身の状態・世帯構成・生活環境の変化、家族や近隣との関係など様々です。
だれしも「孤立」「孤独」となる可能性があるのです。

伊賀市社会福祉協議会は、「孤立・孤独のない社会の実現」に取り組んでいます。

みなさんにもできることがあります。つながりのある地域づくりに一緒に取り組みませんか?

なぜ起こる?

孤立・孤独状態になる原因としては、さまざまな要因が考えられます。
  • ひきこもり

    • 相談できる場所や仲間がいない。

    • 本人をサポートする家族も孤立してしまっている。

  • 独居

    • 地域に人間関係がない。

    • 緊急時の連絡先などが共有できていない。

  • 移住

    • ローカルルールを知らずに孤立してしまう

    • 移住者同士のつながりが作りにくい

  • 近隣や家族関係

    • ご近所トラブルにより孤立してしまった

    • 家族が遠方にしかおらずいざというときに頼れない

どう防ぐ?

たとえば、このような取り組みを
行っています

  • ふれあい・いきいきサロン

    訪問型サロンや井戸端会議サロン、コミュニティカフェなど気軽に集える居場所を増やし社会的孤立状態になることを予防します。

  • 地域福祉ネットワーク会議

    社会的孤立などの地域課題や身近な困りごとの検討の場である地域福祉ネットワーク会議の設置、運営の支援を実施します。

  • 地域福祉コーディネーターによる伴走型支援

    高齢者世帯や一人暮らしになっても安心して暮らすために日々の見守りや軽微な作業など地域の支え合いのしくみづくりを支援します。

  • 住民による生活支援サービスの取り組み

    認知症家族の休息や外出を支援するために実施します。


これから、このような取り組みを
行う予定です

  • オンラインやビデオ通話活用

    高齢者やオンラインに慣れていない方を対象にした講座、オンラインによる相談支援などを実施します。

  • モデル地区へのローカルハンドブック

    伊賀市に移住する方が地域で生活していくために自治会や区ごとの決めごとやルールをまとめたハンドブックを作成し移住者する方への支援を実施します。

  • ラジオ体操交流活動(新)

    ラジオ体操等の運動を身近な場所で取り組むことで、孤立を防ぐための交流の場、健康づくり、介護予防を目的に推進します。

  • 移住者同士の交流

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地域の課題解決のために
あなたにもできることがあります

寄付で応援する

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伊賀市社会福祉協議会は、地域の課題を解決するために様々な取り組みを行っています。
ぜひ、ご寄付という形で私たちの活動を支えてください。

ボランティアで支える

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    地域交流支援

    健康や趣味活動、人との交流などを目的として、地域では様々な活動が行われています。ふれあい・いきいきサロンやラジオ体操などでの活動があります。

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    地域食堂支援

    孤立や孤食に向けた取り組みである地域食堂(子ども食堂)や高齢者への配食サービスの活動では、調理、配達、準備などの活動があります。

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    高齢者支援

    少子高齢化が進む中、一人暮らし高齢者も多くなってきています。電球交換や草刈り、清掃、話し相手など、助け合いの活動があります。

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    外国人支援

    日本語での会話が困難であることや情報が届きにくい外国人住民を支える、やさしい日本語や通訳、翻訳などの活動があります。

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