 
「いろんなボランティアがありますが、僕たちの活動は、お年寄りなどのためというより、これから生まれてくる未来の人たちに対するボランティアだと思っています」
家庭で不要になった食用油(植物性)を回収するグループ「上野廃食油リサイクルの会」会長の辻喜嗣さん(38)=上野市依那具=は、将来を見つめてそう話す。
会ができたのは2年前の2月。当時、上野市環境保全市民会議の一員で、「川を汚してはいけない。きれいにする手立てはないか」と思っていた時、名張市にある廃食油リサイクルの会を参考に、「大事なことや。上野でもやろう」ーと、友人、知人に声をかけて発足した。
家庭に10g入りのポリタンクを預け、廃食油がたまったら回収。同市問屋町の会社「伊賀食料品」の協力で一時保管し、大阪の業者に取りにきてもらう。業者がリサイクルしたものは石けんのほか、飼料や肥料にも生まれ変わる。
会員は現在200人以上。婦人会や老人クラブ単位でも協力してもらっている。集められる廃食油は年間でドラム缶十本ほど。消費量からみれば微々たるものだが、「家庭からそのまま流せば川が汚れるし、自然が壊れる。何とか、これから生まれてくる子どもたちのために、現状以上の自然を残してやりたい」と。
本職は新居小学校の教諭。市環境保全市民会議の快適環境部会長も務める。「ポリタンクに保存する。それだけのことなんですよ。お金も手間もかかりません。どしどし協力してください」。
問い合わせは
●ウイリアム・テルズ アップル
(24−7612)または、
●上野市環境保全市民会議事務局
(同市役所環境課21−4111)へ。
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